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『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』
(文・菅野彰、絵・立花実枝子、2007.1.10、新書館)
グルメ本は数あれど、こんな本はまず他にあるまい。
タイトル通り、生きてるか死んでるかわからない飲食店を、小説家・菅野彰氏と漫画家・立花実枝子氏が、決死隊となって突撃取材した実録なのである。
なぜ営業できているのかわからない店の数々。
店内に店主のパンツが散乱している店から、心霊スポットになっている店まで。
時々ゲストを迎えて突撃し、店を出た後はトイレにこもる人、高熱を出す人、オールリバースする人などなど。
果ては仲間割れしそうになる有様。
そして、次第に筆者2人の舌が「ダメな方に進化」していき、ちょっとやそっとの店では満足出来なくなっていく様が、悲しくも可笑しい。
中にはちゃんと生きていた店もあり、その場合は店名と連絡先が記載されている。
友人が思いがけず貸してくれた本だが、抱腹絶倒しながら一気に読破してしまった。
巻末には、「『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店』をおしえてください」とある。
そんなにしてまで、まだ行くつもりですか?と問いたくなった(・▽・;) 。
ここに出てくる店に勝るものは、とても私は紹介出来ない。
ちなみに筆者は、「あれ以上の(以下が正しい気がする……)ものは勘弁して下さい許して下さい」と書いていますが(^_^;)
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