「新居は、どこにする?」
「そうねえ、お向かいの家はどう?」
黄昏の中、そんな会話が聞こえてきそうなツバメ夫婦の後ろ姿です。
「そんなこと言わず、うちにおいで。日当たり良好だよ」と、声を掛けたくなる。
時折、軒下に飛来しては、ホバリングしながら営巣に適しているかチェックしている。
昨年は、残念ながらうちを選んでもらえなかったので、今年こそはと期待している。
今年初めてツバメを見たのは、3月26日。
同月4日から23日まで入院していたので、この日が初飛来かどうかは不明です。
「燕去り月(つばめさりづき)」
広辞苑によると、「陰暦8月の異称」。
毎年8月中旬から下旬になると、なぜか近くの電線や向かいの家の屋根に、20羽以上のツバメが集い始めます。
その後どこかへ旅立っていくのですが、昨夏は猛暑になる前の7月に、この光景が見られました(3枚目の写真は、2014年7月25日早朝撮影)。
ずいぶん早く去って行ったものです。
近年の猛暑も影響しているのか、今年は昨年と比べて、ツバメの数が激減したような気がします。
ツバメの巣材が付きにくい壁の住宅が増えたことや、田んぼの減少など様々な要因があると思いますが、ツバメが日本の空を未来永劫飛び続けてほしいと願ってやみません。
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